書道の最も大切な練習方法に「臨書」(りんしょ)があります。
手本のトメ・ハネ・ハライ、そしてその長さや向き、角度、余白といった細部まで観察して脳に美しい文字の形をインプットして手本そっくりに書き写すという学習方法です。
幼稚園児から上級生まで臨書の徹底を行い、王道でもあり近道でもある学習で美しい文字を習得させます。

学校で文字を習っても漢字ドリルで何十回練習しても美しい文字が書けるようになりません。
理由は脳内に理想的な美しい文字の形がないからです。
美しい文字が書けるようになる為には正しく美しい文字の手本を用いて学習するサイクルが必要不可欠です。
「手本と自分の文字を見比べる」⇢「違いを見つけ気付く」⇢「クセが直り綺麗に書けるようになる」⇢「脳内文字が整い脳に美しい文字の形がインプット上書きされ定着する」
これをサイクルで、新しい手本にしていくことが美しい文字を習得する上で最も大切です。

月の課題を書き終えたら、季節に合った手書きのオリジナル手本で新しいお題にどんどん挑戦します。
学校の課題や書初めのアドバイスも喜んで致します。
美しい文字に触れ徐々に美しい文字が書けるようになると自信と笑顔が増えていきます。